グラウンドカバー|つた類
ツルマサキ
ツルマサキは、その名の通りつる性の性質を持ちながら、地面を覆うグラウンドカバーからフェンスや石積みを這い上がる壁面緑化まで、空間に合わせて姿を変えてくれる多才な植物です。
最大の特徴は瑞々しい葉色です。
特に斑入り品種は、光の届きにくい北側の植栽エリアや、コンクリートが主役になりがちな都市型の外構を明るくします。
成長が比較的緩やかで剪定の頻度を抑えられる点も大きなメリットです。
伸びすぎた部分をカットするだけで形状を維持できるため、お忙しい方にもおすすめできる植物です。
覆輪白斑入りの エメラルドガイティ
黄斑入りの明るい エメラルドゴールド
白散り斑入りの ハーレクイン
など、様々な種類があります
ヘデラ
ヘデラは、古くから庭園の定番として親しまれてきたつる植物です。
非常に強健な性質を持ち、ツルマサキと同様に地面を緑の絨毯にするグラウンドカバーとしてはもちろん、付着根と呼ばれる根を出して壁やトレリスを力強く這い上がります。
最大の特徴は、その多様な葉の形と色彩です。 星形のような可愛らしい葉から、丸みを帯びた上品なものまで、品種によって表情は千差万別。
濃いグリーンの葉は冬の寂しくなりがちな庭に落ち着きを与え、斑入りの品種はシェードガーデン(日陰の庭)をパッと明るく照らす役割を果たしてくれます
アメリカヅタ
アメリカヅタは、北米原産の非常に強健な落葉性のつる植物です。
ヘデラのような常緑のしっとりとした質感とは対照的に、季節ごとに劇的な変化を見せてくれるのがこの植物の醍醐味です。
性質は非常にタフで、暑さ寒さに強く、日向から半日陰まで場所を選ばず元気に育ちます。吸盤状の巻きひげを持って自ら壁面を登っていくため、ネットなどの支えがなくても石積みやコンクリートの壁を自然にカバーしてくれます。
冬には一度葉を落として休眠に入りますが、その落葉した後の細いツルの絡まりも、どこかアンティークな雰囲気を醸し出し、冬の庭の風景の一部として楽しむことができます。
ロニセラ
ニセラ(ハニーサックル)は、非常に丈夫で成長が早いつる性植物です。
他のつる植物と比べても環境への適応力が高く、北海道の気候でも問題なく冬を越せるため、古くから重宝されてきました。
特徴は初夏に咲く独特な形の花と、その甘い香りです。
香りが強すぎず、ふとした瞬間に季節の訪れを感じさせてくれるため、玄関周りや窓辺に近いフェンスなど、人の通り道に配置するのに向いています。
フェンスやアーチにツルを絡ませていく性質ですが、自ら壁に吸着するタイプではないため、ワイヤーやネットなどの補助を設けることで、狙った場所にきれいに誘導することができます。常緑タイプ(ハルマキ)から落葉タイプまでありますが、総じて病害虫に強く、特別な手入れを必要としません。伸びすぎた枝を冬や花後に切り詰めるだけで、何年も形を維持できる、扱いやすさが魅力の植物です。
ツルバラ
ツルバラは、名前の通り枝を長く伸ばす性質を持ち、フェンス、アーチ、壁面などを立体的に演出するために欠かせない植物です。
一般的なバラ(ブッシュタイプ)とは異なり、空間を縦方向に広げることができるため、限られた外構スペースでも大きな存在感を発揮します。
誘引(枝を固定する作業)の仕方次第で、建物の壁面を覆ったり、庭の境界線に沿って花の壁を作ったりと、外構デザインの意図に合わせて柔軟に配置できます。
花を楽しむだけでなく、冬の落葉期にも枝のラインが構造物のアクセントとなります。
クレマチス
クレマチスはつる植物の女王とも呼ばれますが、実際には非常に実用的で、日本の気候、特に北海道のような寒冷地でも元気に育つ強健な植物です。
ツルバラのような鋭いトゲがないため、小さなお子様がいるご家庭や、人の出入りが多いアプローチ付近のフェンスにも安心して取り入れることができます。
大輪で存在感のあるものから、ベル状の小ぶりで可憐なものまであり、お住まいの外観デザインに合わせて最適な表情を選ぶことができます。
また、クレマチス同士や、ツルバラと組み合わせて混植することで、より深みのある壁面緑化が可能になります。
根元が直射日光で熱くなるのを嫌うため、足元に別の低い植物(グランドカバー)を植えて陰を作ってあげると、より健康に育ちます。構造物を優しく引き立ててくれる、非常に使い勝手の良いつる植物です。





